october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

妊婦健診 31w6d

午後から妊婦健診。午前中は両親学級にも行ったので、何だかんだで一日仕事だった。待たされることが多くて少し疲れた。低置胎盤は改善気味で多分このまま行けば経膣で産めるのでは?とのこと。ひとまず一安心。子宮頸管は3.8cm。最近けっこう張りが強かったからかなぁ。今日は詳細な超音波検査もしたけれど、特に何も言われなかったから問題ないということなのかな。中の人は丁度標準くらいの大きさで1800gくらいとのこと。脚がちょっと長くて頭が少し小さいらしい。スタイルがいいって解釈しとけばいいのか?今週に入ってから胎動が本当に痛いくらい強くって、グーリグリ内側からえぐられており、でかくなってるなあとしみじみ実感する。超音波もあんまり画面に入ってこないしね。今日はそれと、血液検査。あとは保健師指導というのがあって、バースプランの記入についての説明と、胎動カウントについての説明。バースプランに書きたいことと言えば「母子ともに安全優先でお願いします」とか、もっと言えば「母子ともに無事に……」とか、それくらいなんだけど、そんなことは多分今更だと思うし、でも別に他にこだわりも無いので色々考えた結果「やさしくしてください」とか書きそうになって、何かちょっと違う雰囲気になってしまった。多分、そういうことじゃない。お産の時に厳しくしないでほしいってことなんだけどね!胎動カウントは今までもちょいちょいしてたのだけど、今の所は5分以内で10回終わるペース。

さて、前回やたらと長くて不安になった甲状腺超音波検査であるが、7mmくらいの腫瘤があるということでひっかかって専門病院で再検査になってしまった。っていうかそれなら前回言って欲しかったんだけど。と思うけど、そこまで緊急性が無かったってことなんだろうと前向きに解釈したい。けどやっぱり腫瘤とか腫瘍とか言われるとビビる。予約のできない病院なので早速明日の朝一で行ってくる予定。ネットで色々調べてみた感じだと、おそらく今すぐにどうこうってことにはならないと思うんだけど、中の人には影響がないといいなぁ。

明日から9ヶ月に入るので本当にもうあっという間なんだなぁという感じ。入院準備終わってないよ〜。でも9月は夫の海外出張が入ってたり、予定日の二週間前に両親が出雲旅行に行ったりしてしまうので、何かあっても一人でできるようにしておかなければ。それが普通なんだろうけどね。陣痛タクシーの予約を入れた。

先週は一日ごとに友だちが遊びにきてくれて、だらだらランチしたり、お茶したり、アイシングクッキー作ったり、とても楽しかった。アイシングクッキーは下手くそだけどすっごい楽しかったので今回の反省を活かしてまた第二回を開催したい。次回までのメモとしては、アイシング用に水を混ぜるだけでいいアイシングパウダーを買うこと、クッキングシートのコルネだとアイシングが乾いて描きにくくなるので口金を準備すること、絵の図案を予め考えておくこと、その上でどの色が必要かなども考えておくこと、チョコペンやその他トッピングも準備しておくこと、などかな。

なお出産するまでもういいか、と放置していたらあまりにもさもさになってストレスMAXになったので結局髪を切りに行ってきた。母に車で送ってもらった。ビックリするくらい頭が軽くなりました。めでたしめでたし。

 

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たまに外出すると外でごはん食べられるのがうれしい。自分が作ってないごはん美味しい。仕事してた時は毎日のようにランチ外食だったけど、あんまそんなこと思わなかったのにな〜。ふしぎ。

夏コミ

もう十年以上、毎年夏冬のコミケで同人誌を出している。落選して自分のスペースを貰えなかったこともあるがそうした時は友人の売り子で入るので、コミケ自体に不参加だったことはない。そして今回の夏コミ。2月の申し込みの段階で妊娠は分かっていたからかなり悩んだ。妊娠が順調に進めば夏コミの時点で妊娠8ヶ月、流石に当日フル参加は厳しいだろう。しかし結局、どうしてもシリーズ完結編をこのタイミングで出さないと一生完結できないと思って、申し込んだ。私が当日不在の状態でも友人が売り子をしてくれると言ってくれたのも背中を後押しした。2月の時点では妊娠2ヶ月で明日にもどうなるかわからないという状況でもあったので、もし流産などになってしまった場合、精神的には申し込んでいた方が良いだろうと思ったのもある。そんなこんなで申し込み、無事スペースを頂き、体調的には決して無理しない状態で、いつもよりかなり時間をかけて原稿もなんとか無事にあげて、荷物も送り、売り子さんともしっかり事前打ち合わせをして、今日その当日を迎えた。

本当は夫に、午後の空いたくらいの時間帯に車でちょこっと連れてって貰って、自分のスペースと友だちのところちょっと回りたいなって思っていたのだけど、切迫流産気味になってからはその野望もきっぱりと諦め、今日は自宅でぼんやりとクッキーを焼く予定。ツイッターで会場の様子を伺いつつ、やっぱり、何だか寂しい気持ちは抜けない。十年ぶりの欠席。あの空気を味わいたかったなぁ。

私が家の中でひたすらぼんやりしていることが功を奏しているのかは知らないが、ここ最近中の人はとっても元気である。将来、私のようなオタクになるかはわからないが、私のやってきたこと(あるいはやってること)をバラしてオタバレ母ちゃんになるつもりは無いし、もしこの先にイベントに復帰しても子どもと一緒に行きたくない。この領域はとてもプライベートなことなので、そうした形で共有したくない。でもいつか中学生くらいになった時にそうしたことをコソコソ始めているのを見たら、(生)温かく見守りたいとは思っている。そんなことをぼんやりと考えつつ、お台場に想いを馳せるのであった。

 

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2014年の夏コミの帰り道、タクシーでレイボーブリッジ通過中。激しい夕立が降って、搬出はエラい目にあった記憶。

自由の中の不自由

産休に入ってから一週間半くらいはずっと文章を書いていたので忙しかった。それも終わってしまって、今はただぼんやりとしている。暑いし、お腹の張りも気になるので一人で外に出かけることもなし、まあまだその文章関係のやる事がぽつぽつ残っているのでそれをやったり、保育園の下調べをしたり、それくらい。テレビはあまり好きじゃないのでほとんど見ていない。先週夫は仕事が忙しかったので帰ってくるのは大体深夜だったから基本一人である。一回、母に車でランチに連れ出してもらったくらいで、あとは誰とも会わないのが一週間。とにかく暇である。

ここ数年仕事の合間の時間のほとんどを友達と酒飲みに行くか文章を書く事に費やしてきたので、正直、暇だと思ったことはほとんどなかった。だから今の暇だなぁと思う感覚はけっこう新鮮であるのと同時に、少し焦った気持ちにもなる。やりたい事が無いわけではないので、もっとこの時間を活用すればいいのだけど、活用する為にしゃきんと立つにはそれなりに何かしらの区切りのようなものが必要なのだなぁと実感している。この何も無い真っ白な紙に、罫線でもいい、方眼でもいい、何かしら線を引かないとどうやって行動を踏み出したらいいのか、わからなくて持て余してしまう。自由は不自由の中にあるというのは本当だったのだ。とはいえ、体調が良ければやりたかったことは山ほどあるので、今はそんなに自由でもない。不自由の中にある自由から、自由の中にある不自由の中へ移っただけのことだ。へー。なるほどね。ぼんやり。夏の空が青い。今日も暑そうだったなぁ。

暇を持て余しているのは、あと二月程度の事だと言うのはもちろん分かっているので、今はただじりじり耐える。保育園をもっと調べないといけないし、下見の予約もいれないといけない。赤子準備の買い物をオンラインで済ませないといけないし、部屋のレイアウトをどうするかも考えなければいけない。DSごと借りたままの大逆転裁判もやりたい。弱虫ペダルは全巻宅配レンタルした。結婚式と披露宴のフォトブックをずっと作っていなかったので、それも作らねば。あとは産まれる前にもう一本だけ書き終わらないといけないのもある。今のうちに本も読んでおきたい。うん。こう書き出してみると、家にいてもできることや、やりたいこと、やらなきゃいけない事が多い。それをちゃんと整理してスケジュールに入れて行くのが、最低限の罫線を引く行為になるのかな。

 

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今週は、友だちが遊びにきてくれる日が多いので、それが楽しみ!今日も二人遊びにきてくれたので久しぶりにおしゃべり楽しかった。

コウノドリ

先日なんか眠れなくてKindleコウノドリを買って一気読みしてしまった。おかげで翌日はひどく眠かった。モーニングをずっと読んでいるので連載当初から本誌で読んだことある話ばかりだったんだけど、妊娠してから読むのは全然違った。本当は出産終わってから読もうと思ってたんだけど(怖くなるだろうと思ったから)なんとなく今読んでおいてよかった気がする。そして本誌で読んでた時は普通にさらっと読んでいた「無脳症」と「長期入院」シリーズで号泣してしまった。重い話も多いけど「時間外受診」みたいな話も好きだよ。あと助産師さんの話も改めて読むととてもよかった。ほくろのおばさん。夫にも親にも読んでもらいたいので単行本も買おうか悩み中。てか最初から単行本で買えばよかったんだよね。BLなどが紛れている私のKindle書庫は見せたくない。(別に普通にその趣味は知られているけれども)

私の出産予定の病院は、地元ではそれなりの規模の総合病院だけどNICUは無い。コウノドリに出てくる妊婦さんは25週〜30週前後で早産になっててNICU送りになる話が多いので大丈夫かなぁとドキドキする。あといきなり破水しちゃったとか、産まれそうとか、しかも妊娠30週前後でとか、そういうのも見ると、お腹張り張りマンの症状が出ているうちは本当に何が起こるかわからないし、もう髪なんてモサモサでもいいや……買い物もアマゾンと楽天でいいや……家にいよう……と決意を新たにするのであった。

女医さんじゃなきゃ嫌だって妊婦(というか女性全般)はそんなに多いのかな。十代で初めて婦人科に行った時はちょっとそう思っていたけど(処女だったから?)二十歳超えたらそんなことはどうでもよくなった。でも元々あまりそっち方面のデリカシーをそもそも持ち合わせていないタイプなので、口にするのは止めておこう。

 

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外出できないうっぷんを晴らすために白玉を作った。きなこと黒蜜。食べ過ぎには注意。