october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

香水の素敵な使い方

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やろうやろうと思っててまだ出来ていない。
前に何で読んだのか忘れたけれど
山田詠美のエッセイかな?)
香水の、少し変わった素敵な使い方。

 

旅行に行く前に今まで付けたことがない小瓶の香水を買って
旅行の間はずっとそれを付けている、というだけなのだが
そうすると、その香りを嗅ぐたびにその旅のことをふわっと思い出す、という。
匂いの記憶は、ほんの一瞬の「ふわっ」でたくさんのものが戻ってきたりするのがとても好きだ。

 

そういえば結婚式の時にずっとプルメリアのブーケを持っていたので
プルメリアの匂いをかぐと、当日のことを思い出す。
それが嬉しかったのでプルメリアのボディローションを買ってきて毎日つけていたら
いつのまにかプルメリアの匂いをかぐと、うちの洗面所を思い出すようになってしまった。

 

何事も、按配が難しい。

 

 

写真は、私が中学生の時に生まれて始めて買ってもらったローラアシュレイの香水。
当時、とても仲が良かったカナダ人の子が使っていて
それがすごく好きだったのだ。 

多分まだ実家のどこかにある。
もしシュッてやったら、中学時代のきゅっとした片想いを思い出せそう。
家を出てから大分たつ実家は、そういう宝探しみたいなものが散りばめられてる。 



ちなみに黒い歴史も欠片も同じくらいに散りばめられております。