october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

C100

C100、つまり100回目のコミックマーケットが開催された。前回が最後のサークル参加だったのだけど今回は葵子さんのところに売り子で参加させてもらった。コロナ前まではしっかりとした厚紙に偽装防止のホログラムまで入ってキラキラギラギラしていたチケットは、C99と同じく薄っぺらくて心許なさと、懐かしさ(昔を知っているわけでもないのに)を、両方感じて胸がきゅっとした。自分のサークルじゃないのに、サークル参加用のリストバンドを付けて少しドヤ顔になった。ビッグサイトのスタバでは店員のお兄さんにマリメッコのエコバッグを褒められた。「僕もマリメッコ好きなんです」とのこと。良いね!

C99よりサークルさんも一般参加も人数は多かったと思う。少しだけだけどレイヤーさんも見れたし、お買い物もできたし、何より久々にお友達と会えて本当に嬉しかった。台風の予報だったけれど、運良く行きも帰りも雨が降ってないタイミングだった。

やっぱりビッグサイトが好きだし、その中でもコミケが一番好きだなぁと思った。

 

なので、夏コミ俳句を作りました。

「C100」

百回のコミケの朝の百日紅
朝涼やスタッフの声高らかに
ぺらぺらのチケット二枚芥子の花
サークルの入り滑らかやアマリリス
花薄荷見本誌シールまつすぐに
目にうつる皆拍手して雲の峰
差し入れの金魚をもらふ売り子かな
ここの本全種ください夏怒涛
やうやうと手を掲ぐ列四十雀
台風を退けるオタクと逆三角
風死んで搬出列は最大手
ベローチェの強者揃ふ夜這い星
冬コミの申し込みして夏果つる

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帰り道、ベローチェの店員さんが呼び込みしてたんだよね。
この人も、ワンオブ強者なのかな、と思ってドキドキしてしまった。
コミケの時のベローチェには、全国の店舗から店長クラスが集うという噂がある)