october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

妊婦健診 28w5d

妊婦健診。在宅勤務メインにしてからはお腹の張りもマシになった気がしていて、子宮頚管も4.7cmまで伸びていた。低置胎盤も少しだけ改善したらしい。ただこれはまだ経過観察。最近は調子も良い日が多いし、少し外出しても大丈夫か聞いたら、近所なら良いけど基本は自宅にいてくださいとのこと。ウテメリンも1日4回はしっかり飲んでくださいと釘を刺された。トホホ。できたら髪の毛を切りに行きたいんだけどな。しかし、ここらで気を抜いて一気に早産になっちゃう人、結構いるんですからね!と看護師さんにも念を押されたので気をつける。というわけで、母子手帳にはがっつり「安静」のハンコを押されてしまった。予定日まではあと2ヶ月半、と考えると思ったよりこれすぐやってくるんじゃないのか。お腹は二週間でけっこう大きくなっていた。子宮低長27cm。今日は甲状腺超音波検査もした。やたらと見ている時間が長くて寝落ちそうになった。長かった割には何も言ってくれなかったので、大丈夫かどうかちょっと不安だが、腫れてるわけでもないし、血液検査も問題なかったからまあ平気だと思う。そして甲状腺と言うとコウノドリ甲状腺クリーゼの回を思い出してしまう。(あれはかなり辛かった……)

産休に入ったらアウトレットにベビーグッズを見に行って、イケアで必要なもの買い足して、リサイクルショップも行って……と色々考えていたけどとりあえず全部おあずけ。披露宴をしたレストランに食事に行きたいな〜と思ってたけどそれも厳しいかな。むむむ。子連れでも親切なお店だから、2歳くらいになったら一緒に行けるかな。

安静にはしているけれど、保育園の見学予約はいくつか入っているのでそれだけは行かないといけない。まあ近所だし大丈夫だろう。しかし平日しか見学できないのは当然なのだろうと思うが、いくつか電話したらどこも午前中でお願いしますと言われてしまった。本当は夫婦で見学に行くつもりだったのに、それだと1日1件しかいけないのでハシゴができない→日を変えて見学に行かなければいけない→夫はそんなに平日仕事休めない、ので作戦を練りなおさないといけない。

 

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健診後に遅ランチ。サラダボウルでヘルシーに!と思ったのに、結局このあとデザートのケーキまで食べてしまった。

妊婦の安眠

7月に入ってから安眠できなくなった。蒸し暑くて寝苦しい。子供の頃のように両足が熱くて眠れない。夜中に絶対にトイレに起きる。トイレじゃなくても3〜4時間すると目が覚める。しかも夜中に起きると胎動がロックンロールしてて激しくて、あたかも「深夜だぜ!俺の時間だぜ!」とでも言うように腹の中で暴れているので寝つきにくい。腰痛で眠れなかった日もあった。腹がデカくて寝返りが中々打てない。抱き枕を持ち込んだらベッドがとにかく狭い。など、問題は山積みであった。しかし寝ないことには体力がどんどん落ちていく。疲れが溜まってお腹は張る。これはよくない、と改善策をいろいろと試した。

まず扇風機を買った。そして弱めの風を夜通し付けた。少し楽になった気はしたがやっぱり全体的な苦しさは変わらなかった。夫は暑がりで私はもともと寒がりなので風の強度や向きでも色々試行錯誤があった。なんとなくこれでいけるかな、と思ったのもつかの間、夏が進行しエアコンをつけていないと凌げない室温になったのでエアコン+扇風機のダブル稼働にした。夫がエアコン側に寝て、扇風機もそっちに置く。しかし寝室のエアコンは微妙に音がうるさい上に温度の微調整が難しい。27度だと暑くて26度だと寒いという状況。扇風機は私は足元に置いて欲しいのだけど夫は顔に近くに置くので、こっちの顔面にも風が掛かってしまう。私はエアコンだろうと何だろうと顔に風があたる状況がとても苦手なので、結局夜中に起きて扇風機のポジションチェンジをしたりする羽目になる。これは結局、足元に置いて風を半分は壁に当てて跳ね返らせる方式にした。そしてエアコンは冷房ではなく少し強めのドライにしたらかなり快適度が上がった。敵は温度ではなく湿度だったのである。

妊婦の必需品として色んなところで紹介されている抱き枕はかなり早い段階から導入していた。妊娠5ヶ月目くらいの時に、先輩ママがおさがりをくれのだ(西松屋のコの字型のやつ)。これは想像以上によかった。抱き枕がないと生きていけないレベルでお世話になっている。なお昼間は腰まくらにしている。車に乗る時にも腰周りに当てるととても楽だし、何となく豪華な気持ちになって楽しい。夫はその様子を見て「玉座だね!」と言う。しかし、ベッドの中では、この抱き枕はそれなりにスペースを取る。そしてお腹も大きくなるにつれて浮上してくるのがそもそもベッドが狭いよ問題だ。うちはダブルベッドなのだけど、ダブルベッドのサイズというのはわりかし狭くて横幅が140センチしかない。(ホテルの"ダブルベッド"は、実際は大体クイーンかキングサイズ)標準的なシングルベッドの幅が97センチなので、それと比べると一人頭の寝るスペースが27センチも狭いことになる。愛があればいいだろと言われるかもしれないが、愛があろうがなかろうが物理的に狭いものは狭い。腹がでかくなってる妊婦が抱き枕を抱えていると、それだけでそうとうなボリュームになるのだ。しかし、いきなりベッドを拡張するのは難しい。夫にソファで寝てくれとも言えない。なので苦肉の策として布団をベッドの横に敷いて寝てみた。するとけっこうぐっすり眠れた。しかしフローリングの上に普通の布団を敷いていたら固すぎて、三日目に腰痛で死ぬ羽目になった。大変申し訳ないが、夫に代わってもらった。すると一人でダブルベッドを占拠できるのでかなり快適になった。やったー!

結局その二点、湿度と寝るスペースの問題が解決すると、他のことでもそこまで煩わされなくなった。夜中にトイレで起きてもすぐに二度寝できるし、足が熱いのもスペースがあればジタバタしてると楽になる。深夜、お腹のロックンロールフェスは留まることはしらないが、こればかりは元気が良いことだと思うので甘んじて受け入れよう。これからますます激しくなるようだし。腰痛は寝る場所をベッドに戻したのと、寝る前にぬるめの湯船に浸かることでかなり改善している。

そういえば、妊婦の安眠姿勢をググるとシムズの姿勢というのがあるのだが、私は苦手なのであまりしていない。こういうやつ。左を下にして、クッションを足の間に挟み、左腕を後ろに抜いたうつ伏せめの横向き寝である。両親学級の妊婦体操の回でもリラックスできる体勢として教わったのだけど、うまくできない。横向きは平気なんだけど、左腕を後ろに抜いた状態で寝付けないのである。もともとうつ伏せの寝方は好きじゃなかったので、なんか苦しい。あと左ばかりを下にしていると、右側の靭帯が伸びて痛んだりもした。あれは困る。でも仰向けで寝るとそろそろお腹が重すぎて仰臥位低血圧症候群というものになるので、そしてとても苦しいので、最近は重い体で左に右にと寝返りをうちながら寝ている。

夜中に眠れないと、日中がとにかく辛い。体力はめきめき削られていくし、疲れもたまりやすいのでお腹は張るようになる。母体は中の人を守るために夜間安眠ホルモンを出すべきだ。ただし夜間だけでお願いします。

 

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産前も寝苦しいし、産後に安眠はないよといろんな人に言われる!怖い!

産前休暇

せっかく毎日書いていたのに少し空いてしまった。仕事があると中々体力と気力のリソースを他に回せない。とはいえ、それも昨日でおしまい。予定より前倒しで産休に入らせていただいた。最後の二週間はほとんど在宅勤務でやっていたし、出社してても仕事そのものはまったく苦ではなかったのだが、切迫早産ぎみであること、通勤時にお腹の張りが強くなってしまうことと、地味に最寄駅から会社への徒歩が長く坂道も多いことが辛かった。蒸し暑い気候にも削られた。前にも書いたが、先人たちの頑張りもあり理解のある環境であったことにとても感謝している。保育所にさえ入れれば来年の4月には戻る予定なのだが、そこに関しては今の段階ではどうなるか何ともわからない。保活頑張るとしか言えない。

二週間の間にお腹はかなり大きくなっていたのだと思う。同僚にはびっくりされた。8ヶ月でこのサイズは他の子より大きい気がする、とも言われた。でも中の人は週数の標準サイズ内(の小さい方)なので、つまりそれ以外は私の肉ということだろうか。それともお腹の大きさと子の大きさは直接関係ないんだろうか。ちなみに私の身長は標準で、同じ部署の先輩ママの中には私より背が低い子もいる。(背が低い方がお腹が大きくなることが多い)女性が多い部署なので、みんなお腹をなでなでしてくれた。たくさんの人に触ってもらうと幸せな子になるというのをどこかで見かけたので、みんなの良いところをぐんぐん吸収するが良い、と思っている。

4月末に復帰するとしても、まるまる9ヶ月のお休みとなる。社会人になって10年以上経つが、こんなに長く仕事を休むのは初めてである。嬉しい気持ちももちろんあるが、はたしてこの半年とちょっとのブランクでどれだけのことを忘れてしまうかは想像がつかない。自己勉強に励みます、と一応は言ったものの、果たして何を持って自己勉強となるのか。とりあえず、海外ドラマを英語字幕で見るくらいのことしか思いつかない。まあ生まれるまでの間は、本とかたくさん読もうかな。なんせ、自宅安静なので遊びに行けるわけでもない(遊びに来てもらう予定はいくつか入ってる!)。産まれてからのことはわからない。人の話を聞いたり読んだりして、楽しみなのと怖いのとでせめぎ合っている。しかし、おそらく二言目には「産後鬱になったら困るから!」と言って夫や母に甘えまくる自分が容易に想像がつく。私はホルモンバランスが崩れることにめっぽう弱く、妊娠初期の機嫌の乱高下もかなりヤバかったので、夫は今からビクビクしているっぽい。ほんとごめん。文句はエストロゲンプロゲステロンに言っておくれ。

母が長年保育園で働いていて、その話をよく聞いているので保育園に預けることがかわいそうと思ったことはない。たくさんの大人から愛をかけられて、ありがたいし、お友達もできるし、それはそれで良いことだと思う。だが、甥っ子が今8が月でとてもかわいくて、専業主婦でずっと面倒を見ている義妹を羨ましく思う気持ちはある。来年の春(保育園に入れればだが)、まだ今の甥っ子より小さい中の人(その時はもう外の人)を置いて仕事に戻るのかぁ、と思うと既に少し寂しい。本当は1歳で確実に入園できるなら、もちろんそっちを選びたい。でも現実はそうも言っていられない。両親フルタイム0歳4月でも入園できるかわからない時代だ。可能性が一番高いところに賭けるしかない。組んだばかりの住宅ローンもあるし、夫婦どちらも終身雇用からはほど遠い外資勤めなので、リスクヘッジの為にも仕事はしないわけにはいかない。それが我々夫婦の選んだ道なので、頑張るしかない。

とりあえず私は子供の安全に関わるところ以外は完璧じゃなくていいからできるだけ笑っていられるおかあちゃんを目指したい。まあむしろ結婚して4年間、自分の好きなことばっかしてて、生活が完璧だったことなど一度もないから気楽に行きます。

 

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職場の皆さんにお祝い頂きました。ありがとうございます。

ミスタードーナッツ

最近家ではせっせとダイエットおやつを作ってできるだけカロリー摂取を抑えているが、たまに外に出るとミスドに入ったりする。カフェインなし生活でも書いたけど、ミスドにはノンカフェインの無糖ドリンクがないので、カフェインありの中で一番マシそうなもの、という選択からアイスロイヤルミルクティーを飲んでいる。最近の説だと少しは大丈夫とのことなので、これがたまにのカフェイン摂取である。水も一緒に頼んで、できるだけゆっくり飲む。

コンビニ含めてドーナツの店は増えてきたけど、昔からミスドが一番好きだ。安いし美味しい。食べるドーナツはわりと偏っている。ミスドでは「ポンデリング系」「チョコレート」「新作」のどれかばかりを選んでいる気がする。今日は初めて「フィナンシェドーナツ」を食べてみたのだが、これがシンプルだけどめちゃくちゃ美味しかった。今までスルーしていたのが申し訳ない感じ。あまり宣伝もしていない気がするけど何でかな。ここ数年の間で美味しかったのはやっぱり「クロワッサンドーナツ」。メイプルが大好きだった。今のクロワッサンマフィンは美味しいけど普通かなーという感じなので、できたら普通のクロワッサンドーナツを復活させて欲しい。あとは数年前の夏に大ヒットしていた「カルピスドーナツ」。カルピス風味の爽やかなクリームが懐かしくてきゅっとして、夏休みの味って感じで美味しかった。カルピスの包装紙ぽい水色の水玉のパッケージもかわいかった。もう十年くらい前にあった「とうふドーナツ」のシリーズもわりとよく食べていた。何か「とうふ」が入ってると、罪悪感が消えるのだ。いつの間にか無くなっちゃったな。復活したらまた食べたい。ポンデリング系は全部好きだけどよく食べるのは「ポンデ黒糖」と「ポンデストロベリー」。派生系だと昔マツコがCMしてた「生ポンデリング」と、冬頃に荒川静香がCMしてたもちもちが伸びるやつ(名前忘れた)が好きだった。シュガーグレースがやたらと手にベタベタすることだけが難点だったかな。通常のポンデリングの限定版だと一時期流行った「ポンデ醤油」が焼きだんごみたいで好きだった。甘くないドーナツは貴重なので復活して欲しい。ご飯系のドーナツで思い出したのだが、私が小学生の頃はたしか「ピロシキ」があった気がする。私はミスドピロシキというものを知ったのだ。すごい好きだったのであれも復活してくれないかなぁ。肉まんよりずっと好きだ。今も残る定番の中で一番好きなドーナツを聞かれたら絶対に「チョコレート」をあげる。これは三つ子の魂百まで精神だ。3歳くらいのころ、親が初めてミスタードーナツを買ってきてくれて、一緒に食べた時の記憶がずっと忘れられなくて、何となく選んでしまう。香ばしいカカオの生地の匂い。ほのかなグレースの甘さ。さくさくとしっとりのちょうどいいバランス。シンプルで変わらない味。食べてて一番安心する。一時期近所のミスドではあまり出ていなかったけれど(ゴールデンチョコレートとかダブルチョコレートばかりだった)、最近は普通のチョコレートも必ず店頭にあるので嬉しい。

私は喫茶店やコーヒーショップに長居してずっとパソコンを叩いている迷惑なタイプの客であるが、ミスドは他によく行く店と比べると、客層が違っている。子連れが多いのはもちろんだけど、子どもだけのグループが多い。小学校高学年の女の子たちがプール帰りにグループでやってくるのも、中学生男子のグループが夏休み初日に全ての宿題を終わらせようとして集っているのも、高校生のカップルが間に置いたドーナツには手をつけずに見つめ合っているのも、ドトールやスタバでは見られない光景だ。子どもだけのグループでお決まりなのは、飲み物は必ず水だということだ。ドリンク代があるならもいっこドーナツが食べたい。その気持ちはとてもよくわかる。食べ盛りの小学生高学年くらいの男の子たちがお小遣いで買える中で厳選したドーナツを最後大事そうにちまちま食べているのを見ると、君たちおばちゃんが好きなだけ買ってあげようか?と声をかけたくなる。不審者になるからもちろんしない。男性の一人ドーナツもけっこう見かける。前に見かけた男性は、プレーンのオールドファッション、ポンデリング、シュガーレイズド、フレンチクルーラーを一人でもくもく食べていた。「僕はドーナツに関してはコンサバティブな男なんだ」という村上春樹っぽいモノローグを勝手に思い浮かべた。やらたと可愛らしいドーナツを一人で食べてる男子高校生もいる。ストロベリーフレンチとか、ポンデストロベリーとか、なぜかピンク系が多い。何か知らないけど「恋の季節だな」と思ってしまう。果てしなく余計なお世話である。

そうやって人のことをさりげなく観察してしまうのであるが、私は絶対店員に「あの客、飲み物一杯とドーナツ一個で長時間粘りすぎなんだよ」と思われていることはまず間違いないので、とりあえずもう一個ドーナツを買ってきます。

 

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チョコレート大好き。ずっと定番から消えないで欲しい。