october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

ほんのまくらフェア・一冊目

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サンテグジュペリの「夜間飛行」。
カバーの言葉は、後半に収載されている「南方郵便機」の冒頭。

 

前に機会があって箱根の星の王子様ミュージアムに行ったことがある。
展示がおしゃれで可愛らしく、また星の王子様好きにはツボな売店もあり
全体的に女子好きがする感じだった。内容は濃かったように記憶している。

テグジュペリの気難しさと繊細さが同居した横顔を見て
カルロスゴーンに似てるかなぁ、と若干アレな感想を抱いた。
お友だちになったら少し面倒そうだなぁ、とも。
売店で買ったうわばみと象のコースターは今も会社で使っている。

 

夜間飛行は、夜と空の描写の美しさに息をつくと同時に
夜に対する畏怖という、とうに忘れた気持ちを思い出させた。
「感情」を上書きする「感動」の存在について。