october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

産前休暇

せっかく毎日書いていたのに少し空いてしまった。仕事があると中々体力と気力のリソースを他に回せない。とはいえ、それも昨日でおしまい。予定より前倒しで産休に入らせていただいた。最後の二週間はほとんど在宅勤務でやっていたし、出社してても仕事そのものはまったく苦ではなかったのだが、切迫早産ぎみであること、通勤時にお腹の張りが強くなってしまうことと、地味に最寄駅から会社への徒歩が長く坂道も多いことが辛かった。蒸し暑い気候にも削られた。前にも書いたが、先人たちの頑張りもあり理解のある環境であったことにとても感謝している。保育所にさえ入れれば来年の4月には戻る予定なのだが、そこに関しては今の段階ではどうなるか何ともわからない。保活頑張るとしか言えない。

二週間の間にお腹はかなり大きくなっていたのだと思う。同僚にはびっくりされた。8ヶ月でこのサイズは他の子より大きい気がする、とも言われた。でも中の人は週数の標準サイズ内(の小さい方)なので、つまりそれ以外は私の肉ということだろうか。それともお腹の大きさと子の大きさは直接関係ないんだろうか。ちなみに私の身長は標準で、同じ部署の先輩ママの中には私より背が低い子もいる。(背が低い方がお腹が大きくなることが多い)女性が多い部署なので、みんなお腹をなでなでしてくれた。たくさんの人に触ってもらうと幸せな子になるというのをどこかで見かけたので、みんなの良いところをぐんぐん吸収するが良い、と思っている。

4月末に復帰するとしても、まるまる9ヶ月のお休みとなる。社会人になって10年以上経つが、こんなに長く仕事を休むのは初めてである。嬉しい気持ちももちろんあるが、はたしてこの半年とちょっとのブランクでどれだけのことを忘れてしまうかは想像がつかない。自己勉強に励みます、と一応は言ったものの、果たして何を持って自己勉強となるのか。とりあえず、海外ドラマを英語字幕で見るくらいのことしか思いつかない。まあ生まれるまでの間は、本とかたくさん読もうかな。なんせ、自宅安静なので遊びに行けるわけでもない(遊びに来てもらう予定はいくつか入ってる!)。産まれてからのことはわからない。人の話を聞いたり読んだりして、楽しみなのと怖いのとでせめぎ合っている。しかし、おそらく二言目には「産後鬱になったら困るから!」と言って夫や母に甘えまくる自分が容易に想像がつく。私はホルモンバランスが崩れることにめっぽう弱く、妊娠初期の機嫌の乱高下もかなりヤバかったので、夫は今からビクビクしているっぽい。ほんとごめん。文句はエストロゲンプロゲステロンに言っておくれ。

母が長年保育園で働いていて、その話をよく聞いているので保育園に預けることがかわいそうと思ったことはない。たくさんの大人から愛をかけられて、ありがたいし、お友達もできるし、それはそれで良いことだと思う。だが、甥っ子が今8が月でとてもかわいくて、専業主婦でずっと面倒を見ている義妹を羨ましく思う気持ちはある。来年の春(保育園に入れればだが)、まだ今の甥っ子より小さい中の人(その時はもう外の人)を置いて仕事に戻るのかぁ、と思うと既に少し寂しい。本当は1歳で確実に入園できるなら、もちろんそっちを選びたい。でも現実はそうも言っていられない。両親フルタイム0歳4月でも入園できるかわからない時代だ。可能性が一番高いところに賭けるしかない。組んだばかりの住宅ローンもあるし、夫婦どちらも終身雇用からはほど遠い外資勤めなので、リスクヘッジの為にも仕事はしないわけにはいかない。それが我々夫婦の選んだ道なので、頑張るしかない。

とりあえず私は子供の安全に関わるところ以外は完璧じゃなくていいからできるだけ笑っていられるおかあちゃんを目指したい。まあむしろ結婚して4年間、自分の好きなことばっかしてて、生活が完璧だったことなど一度もないから気楽に行きます。

 

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職場の皆さんにお祝い頂きました。ありがとうございます。