october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

ニューヨーク

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両親と弟が現在ニューヨークに行っている。

弟が仕事で褒賞されて、その表彰式みたいなそういうやつ。

彼の売上には私も大分協力したのだが、結婚して姓が変わったから駄目だとか何とか。

夫婦別姓が今だかなわぬ弊害がこんなところにまで。

 

ニューヨークシティに行ったことがあるのは一度だけ。11歳の頃。

ワールドトレーディングセンターにも上ったけれど、あまり覚えていない。

ビルの前の広場の、銃をひんまげたようなオブジェは覚えているのだけど

それがワールドトレーディングセンターの前だったかどうかも、覚えていない。

 

当時、ニューヨークはまだ危険な町で

家族全員でミュージカルの帰りに数ブロック先のホテルまで歩いて戻ったところ

現地に駐在してた、父親の会社の人に怒られた記憶がある。

当時、とても平和なところに住んでいた私たちとしては

ひえっとなって、都会は怖いなあと思ったのだった。

飲酒

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父は飲めるが、母はお酒を一切飲めない。
その両親から生まれた姉と弟。
飲酒能力は姉に渡った。
これに関しては心底、神に感謝している。

と言うわけで、父の日とお誕生日で、父親と二人飲み。
母がいない場では、父は饒舌である。

二人ともそんなに強いわけではないが、
現在は私のほうが、グラスワイン二杯多め。
母親は私によく「◯◯(名前)のくせに生意気だ!」と言う。
ジャイアンである。

空と記憶

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ピクチャーフォルダには空の写真が溢れている。

空の写真は使い勝手が良いから便利だ。

撮るのも好きだし、見るのも好きだ。

 

何の変哲も無い青を、意味深いものにするのは

その時の記憶によるものなのだろう。

 

あのライブの直前の空。

昔住んでたアパートから撮った空。

祖母が死んだ日の空。

去年の今日の空を見上げて、私は何をしていたのだろう。

 

東京の空が小さいのではない。

東京と言う町が大きくて、そこで私がちっぽけだというだけなのだ。