october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

よかった育児グッズ・サービス(はじめの1年・おぼえがき)

もうすぐ一歳なので、この一年であってよかったものを適当に覚書してみる。育児に使う品々は本当に子供の個性や生活スタイルによって違うので、他の人の参考になるかはわからないけど。

 

ずっと愛用しているものたちトップ10(順不同)
 
・せんべい座布団
少し値が張るが、とにかくかわいい。ねんねちゃんの頃は昼間の定位置だった。定点観測的に毎月写真を撮るのが楽しみ。

select.cuna.jp

 

・電動鼻水吸引器(メルシーポット)

口で吸うやつは親に風邪がうつると聞き、電動を購入。もうめちゃくちゃ大活躍。もちろん嫌がられるんだけど、鼻水を吸うと娘もスッキリするし、風邪も早く治る、悪化も防げるなどなど良いことずくめ。ゴムパッキンを毎回ちゃんと濡らして調整しないと吸引力が落ちるのと、毎回洗うのが少しめんどくさいけど、吸引力はすごいです。
風邪を引いて小児科に連れて行くのって、まあ大体は鼻水を吸う為に行っているようなものだから、おうちでも同じケアできるのは良いことだと思う。(もちろんお医者さんのほうが奥までガッツリ超吸ってくれるけどね!)

 

・授乳クッション(mogu)
厚みがあって高さ調整しやすい。ふかふかで気持ちよい。カバー外して洗えるのもいい。娘がRSで入院した時、付き添い入院してたんだけどこれをまくらにしてました。今もミルクを飲ませる時にはここにすっぽり乗せている。

 
一眼レフカメラ
Canon EOS Kiss v8、出産祝いで買ってもらった。プリントした時のきれいさがiPhoneとは違いすぎるので買ってよかった。スマホWi-fiで写真飛ばせるのがちょうべんり。

 
・家族アルバムみてね(写真・動画シェアサービス)
やってみたらわかると思うけど、操作がとことん簡単で楽なのが良い。画面もシンプルで無駄が無い。フォトブックもここの自動作成のを発注してる。毎月携帯から10秒の操作で自宅・実家・義実家に発送完了になる!楽!
ちなみに写真は、普通にプリントしたのをアルバムに入れるのと、ここのフォトブックの二つの整理方法でやってる。このフォトブックは印刷のクオリティは高くないけど「手にとって見返す、身近な人とシェアする」という目的の為にはちょうどよいので発注している感じ。

mitene.us

 
パルシステム
カット済み材料が用意されてくるおかずセットと、キッズ用のカタログの離乳食用食材を愛用している。たまごと野菜も定期便にしているので、便利。(他の生協との比較はしていなくて、子ども用のカタログがあるって見たのでこれにした)

www.pal-system.co.jp

 

・ベビーカー(ピジョンのパタン)
ベビーカーは乗る子、乗らない子といるから難しい。高いの買って乗らなくても嫌だし、電車移動も多いだろうから軽くて小さいの……と思っていた時にRTか何かで見かけたこピジョンのパタンに一目惚れ。折りたたみ方法の動画を見て「こ、これだー!」となって即購入。が、その後乗り心地がちょっと悪そうかも?やっぱりエアバギーが欲しかったもっとよく吟味すればよかった〜〜ウェーブが来てしばらく悔しい想いをしました。パタンは悪くない。ごめん。しかし使ってみるとやっぱり便利。片手で折り畳んだり、広げたり、カートみたいに引いたりも出来るし、リクライニングも簡単だし、娘も特に不満げなく毎日乗っているのでこれにしてよかったなぁと今は思っている。少しマイナーなのであまり人と被らないのも良いかも。

pigeon-htravel.com


・エルゴベビー 360
友達の子が前向きだっこじゃないとNGで買いなおした、と聞いて、うちは最初からこれを買った。結果としては、どのだっこでも不満はなさそうだけど、お散歩の時とか水族館とか前向き抱っこ大活躍です。ただ普通のエルゴみたいに可愛いデザインがもっとあったら良いのにな〜〜とちょっと思った。夫も装着するからいいっちゃいいのだけども。

 

・チェアベル

これがあればどんな椅子でもベビーチェアになるから、お外でごはん食べる時とか旅行中は大活躍だった。 

日本エイテックス 【日本正規品】 キャリフリー チェアベルト パープル 01-069

日本エイテックス 【日本正規品】 キャリフリー チェアベルト パープル 01-069

 

 

 ・おくだけとおせんぼ
ずりバイをはじめるようになってからはこれでリビングを(まるごと)仕切ってる。この仕切りの内側は危険なものは取り除いている安全圏なので、トイレ行ったり離乳食作ったりできる。頑丈なつくりになっているので良い。

 

 

番外編 
・ついったー(育児垢)
同じ時期に赤ちゃんを産んだお母さんたちとタグ()で繋がった。新生児期の夜間授乳の孤独をめちゃくちゃやわらげてくれた。深夜に覗くと誰かしら起きていて夜勤していることに嬉しさを覚えた。フォロワーさんの所のお子さんも一緒に成長していく様子がわかるのがちょっと嬉しい。使い方に自分なりの基準を設けておくと良いかも。私は「基本的に自分の言いたいことを好きにツイートする」「ただし言葉はできるだけ選ぶ」「言わなくていいことは言わない」をルールにしている。(あとはオープン垢で子どもの顔付写真をアップしない)
 

・病気に関する本
このブログで何度も書いてるけど病気に関する本は本当に絶対必要だと思った。(なぜなら大変な時に検索して情報を精査するのは本当に大変だし、真偽不明な情報で不安になっている余裕も暇もないから) 

 

 
その他あってよかったものたち一覧(思い出したら適当に追加していく)

アマゾンプライム(ヤマトさんありがとう)
・コルクマット(マンションなので防音対策も)
・Barefoot dreamsのベビーブランケット(手触り最高)
Eテレ(無いと生きて行けない)
Apple TV、Hulu(とても良い)
・オールフリー(ガス抜きにはなる)
・時短家電(食器洗い機、ドラム式洗濯乾燥機、ルンバ)
ウォーターサーバー(生後4カ月目からミルクはこれに)
・リッチェルの離乳食冷凍ケース(使いやすい!!)
・のの字の離乳食スプーン(食べさせやすい!)
・予防接種アプリ(管理しやすい)
・育ログアプリ(保育園はいるまで毎日付けてた)
ベビーモニターアプリ(SIDSが怖かったので……)
・オーボール(赤ちゃんが掴みやすい)
・きりんのソフィー(めっちゃ気に入って齧ってた)
・かみかみBabyバナナ(これも……)
・Naefのティキ(これもよくしゃぶってた)
・ファミリアのおきあがりこぼし(音が良い)
・プーさんの6Wayジム&メリー(超定番)
・べびーちゃれんじのジム(一時期ほんと夢中だった)
 
 

次の次くらいの記事で、基本必需品とあまり使わなかったグッズについて書く。

(次の記事は多分誕生日)

産後11ヶ月と3週間

娘はあと1週間ちょっとで1歳になる。これをあと20回繰り返したらハタチか……と思うとけっこう先に思えるけど5年はあっという間だし、その5年を4回で20年だ。その頃まで元気でいられるといいんだけど、と最近弱気な気持ちになるのは体調が万全でないからもそうだけど、何だか空の上がきな臭いこともあると思う。人は大きな流れの前では本当に何もできないなぁ、無力だなぁ、と自分のちっぽけさを改めて実感する。まあ、それはそれとして。

娘はドヤ顔で一人立ちができるようになった。立ち上がり、自分でぱちぱちと拍手をするその姿は、我々に拍手を促しているようでもある。そしてそんな姿はとてもかわいいので、もちろんみんな(両親・祖父母・保育園の先生たちなど)ですごいすごいと拍手でもてはやし、娘のドヤ顔は最絶頂を迎える。あたしが主役よ、とでも言いたげだ。でもあんな小さくてほやほやでふにゃふにゃだった赤子が一年くらいで自立するんだから、生命とはすごいものだ。もちろん生まれた瞬間から一人立ちする動物も多くいるけど、アフリカ象は2年妊娠してるらしいので、それはもうなんというか、お母さんすごすぎるというか、私には無理だ。

おしゃべりが増えてきた。なんか、一生懸命喋ってる。今のところ意味があるようには感じないけど、絵本で車のページを開くと「ぶーっ!ぶーっ!」と言うので(他のページだと言わない)これはもしや……?という気持ち。それ以外だと、バイバイの時に「タイタイタイ!」と言って叫んで手をぶんぶん振る。でもこの「タイタイタイ!」は他でも出てる気もする。「オイオイオイ!」とあおってくるヤンキーのようだと思っているけど、身近にヤンキーがいないので実際にそのようにあおってくるのかどうかは知らない(つまり創作物で学んだ上で自分で想像しているエアヤンキー)。「いただきます」「ごちそうさま」の時は自分でぱちんと両手を合わせる。「○○○ちゃーん!」とフルネームで呼ぶとニコニコしながらはーいと手を上げる。それなりに色々とわかり始めているのかな。

離乳食をよく食べる。最近はしらすやベビーふりかけのごはんや、おにぎり、薄めた取り分け味噌汁がお気に入り。小さいコロコロおにぎりを手で掴んで美味しそうに食べているのを見ると、こうしておにぎりは私たちのソウルフードになっていくんだなぁとしみじみする。あとは野菜やツナやチーズが入ったパンケーキや、豆腐のおやき、つくね、デザートには果物や、ベビーダノンなど。ベビーフードもちょいちょい使う。今のところ好き嫌いはない。パルシステムの子ども用カタログにある冷凍野菜ペースト系をたくさん買っていて、適当にツナや豆腐などと混ぜてチンして簡単なおかずを作っている。ベビーフードはなんとなく具が足りないなって感じることが多いので(溶けちゃってるのかな?)冷凍している刻み野菜とかそのへんを適当に混ぜて豪華版にしている。5~6ヶ月頃はキューピーの小瓶を愛用していたけど、今はほとんど和光堂さまさま。離乳食を食べている最中にごはんで汚れた手で顔中を擦りまくるので、肌があれがちなことがちょっと心配かな。飲み物はずっと麦茶。こだわりないマンなので伊藤園ミネラル麦茶をアマゾンで箱買いしている。同僚の先輩ママに「すぐに飲めるようになるからスパウトはすっとばしていいよ」と言われていたので、最初からリッチェルの「いきなりストロー」で飲ませていたら、確かにすぐ自分で吸えるようになった。両手におにぎりを掴んで食べた後に、麦茶をおいしそうにゴクゴク飲んで「ぷはぁー」と言ってて、これまためっちゃ日本人って感じ。イタリアの離乳食は小麦を水で溶かしたのを哺乳瓶で飲むところから始まるというし、フランスでは米のアレルギーがでやすいからあまり食べさせないというのも読んだし、ドイツは1歳まで食塩がNGだから子どもの安全のためにベビーフードが推奨されている、みたいな話もあったな。人も文化も食べ物で作られて行くんだね。

先週、少し遅い夏休みを取り夫の実家である大阪に帰省した。久しぶりに会う義両親にも人見知りせず、今まで娘に興味があるのかな?どうかな?という感じだった義父にもとてもよく懐いて、いっぱい抱っこしてもらっていて、おじいちゃんはメロメロになっていた。海遊館万博公園、エキスポシティなど色々遊びにも連れてって貰った。娘は楽しそうだったし、義両親もとても喜んでくれていたようなので、とても良い休暇だったと思う。私は森見登美彦のデビュー作を読んでからずっと太陽の塔を見てみたかったので、念願叶ってよかった。うちの義実家は住宅事情的に我々が泊まるのは厳しいので帰省してもホテル泊になる。お金は掛かるが気を使わなくていいので(おそらく互いに)楽である。以下つらつらと旅行の覚書というかメモ。

・オムツ、離乳食、ミルクは2日分くらいを手持ち、残りは現地で購入。
・バナナ、ハイハインも現地調達
・哺乳瓶は1本だったけど2本あったほうが良かった。(ミルク1日4回)
・絵本は4冊、おもちゃは5種類くらい持っていった。足りた。
・次回は子ども服用ハンガーを持っていく。(洗濯干し用・今回は買った)
・ホテルはリーガロイヤル。ベビーベッド貸し出しサービスが良かった。
・朝ごはんはおかゆ、うどん、味噌汁、コーンスープ、メロンなどを食べさせた。(塩分はお湯で薄める)
・パンはだいたい卵が入っていたので(娘には)NGだった。親には美味しかった。
・どこに行くのもチェアベルトが便利だった。
・ベビーシート付レンタカーとても良かった。
長堀鶴見緑地線の乗降口のバリアフリーすばらしい。
・行きの新幹線は12時10分頃発。離乳食と両親の食事を新幹線でやるのは厳しい。
・帰りの新幹線は13時半頃発。エルゴで早々に寝てくれてよかった。
・座席は行き12号車最前ED、帰りは11号車最前ED。どちらも多目的室に近くて便利。
海遊館はエルゴの前向き抱っこがとても良かった。
・平日でも混んでいたのでベビーカーは無い方がよかった。通路が狭く邪魔だった。
・夫のかばんが小さな手提げで不便だった。両親どっちもリュックがいい。
・帰りの荷物はホテルから送る。(ゆうぱっくサイズ140、1600円なり)

ホテルは夫が取ってくれたんだけど「リーガロイヤルにしたよ。泊まったことある?」って聞かれて「うん、前一回オタクイベントで遠征した時に泊まったよ。普通のビジネスホテルだよね」「そうなの?でも天皇泊まったことあるって書いてあるよ」「は?天皇?あそこに?へぇーー??」って会話をしたんだけど、私が泊まったことあるのはリーガロイヤルじゃなくてリーガ中之島インという系列のビジネスホテルだった。話が噛み合わない筈である。エントランスで「あれ?ここどこ?」となって気づいた。いつももっと安いホテルに泊まってたんだけど、ベビーベッド貸し出しサービスありで調べたらここになったらしい。良いホテルだけあって快適だった。ポイントとフェアのおかげでけっこう割安に泊まれたので良かった。近所に安価な飲食店が無かったのが唯一マイナスといえばマイナス。予算が許せばまた泊まりたい。しかし何歳ぐらいになったらベッドから落下しなくなるんだろ……。

 

 

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初めての観覧車。最初は怪訝な顔をしていたけど興味津々。
なお、でかすぎて私は少し怖かった。 

 

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太陽の塔は想像の五倍くらい大きかった。宇宙遺産。

もうすぐ産後11カ月

8月はなかなか試練の月だった。突発疹の翌週に再び39度を超える発熱。日曜日だったので電話相談してからの救急受診したところ、おそらくヘルパンギーナと言われた。それまでもりもり食べていた離乳食を拒否しまくるようになる。かろうじて米は食べているので、五倍粥に湯を足して更に柔らかくして与える。さすがに二週間連続の熱で、娘の機嫌はますます悪くなり、むっすりむっすりしながらやたらとひっついてきた。熱は一日で下がり、夫と交代で仕事を休み水曜日までは家でゆっくりした。今はもうすっかり元気になって離乳食も大丈夫?ってくらい食べる。つかまり立ちが激しくなり「そこで立つ!?」みたいなことをしている。壁に手を付いて立ったり、テーブルやカウンターの下で立ったり。元気だね。伝い歩きはちょこっと。ハイハイのスピードはめちゃくちゃ速くなった。私が床に脚を伸ばして座って、その間に座っている時に、その場で立ち上がろうとして中腰まではいけた。突然やったのでびっくりした。転んでも私がキャッチするから大丈夫と思ったのかな?リスク管理ができた子だ!と親馬鹿を発揮。

歯は八本。歯磨きしているけど、なかなかおとなしく磨かせてくれない。一時期収まってたんだけど最近また噛み付いてくることがって、保育士さんによると、また歯が生えてくるのかも?と。なるほどね。親を噛むのはいいけど、お友達を噛むのは駄目なのでどうしたものかな。強く言っても聞いてくれるのか謎だ。

娘はどちらかというと髪の毛薄めの赤ちゃんで、今も前髪がもう少しあったらいいな~と思うんだけど、それとは別にサイドの髪が伸び伸びになっていて目に入りそう(入ってた)だった。そこで、ダイヤルカッターというのを使ってヘアカットしてみたら、さわやかキュートな夏のショートカットお嬢さんという感じに仕上がって満足。保育園でも大好評だった。

月末には10ヶ月健診へ。体も大きく、発達は順調だった。床に落ちている掃除しきれなかったゴミ(米粒とか)とかをぱくっと食べちゃうことがあって、何でもかんでも口に入れてしまうのは心配なんです、と相談したら、先生がおもむろに机の上にあったコップから細かい飴玉みたいなおもちゃをざっと手のひらに載せて娘の前に差し出した。娘はめっちゃ警戒して、おもちゃと先生、そしてコップを何度も見比べていて、それを見て先生が「警戒心があるから大丈夫でしょう」と言ってもらえた。警戒している娘の顔がちょっと面白かった。その後、発熱やらなんやかんやで伸ばし伸ばしになっていたB型肝炎の三回目の予防接種も無事終了。将来医療従事者になっても安心である。

去年の今頃は、おなかも大きくてずっと家に篭って夏空を見ていた。今年は雨が多くてあんまり夏らしい空を見ていない。ベランダ用に小さなプールを買おうと思っていたのに、雨続きだし、病気もしていたので見送った。もう今年の夏も終わりが見えてきた。赤ちゃんのシーズンとは、かくもあっという間に過ぎていってしまうものなのね。もう来週には11ヶ月で、もう1月したら1歳だ……泣いちゃうよ~!

従妹、友達、幼馴染など今年の秋~冬にかけて一人目&二人目出産予定の知人がたくさんいる。この世界に好きな人の赤ちゃんが増えるのはとってもとっても嬉しいの極み。みんな元気に生まれてきますように。

 

 

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従妹のおうちで初わんこ。怖がらなかった!

突発性発疹+その後の低体温

生後9ヶ月3週目、娘が突発性発疹に罹った。あの、赤ちゃんが最初に発症するとされる高熱、突発疹である。いつくるか、いつくるかと思っていたら、とうとう娘氏にもやってきた。手足口病やらアデノウィルスやらに怯えていた中での発症だった。突発疹の特徴を簡単にまとめると以下のようになる。

・ヒトヘルペスウィルス6型、7型の感染症
・38~39度の高い熱が3~4日続く。(娘は40度まで出た)
・熱がある間の機嫌はそんなに悪くない。
・下痢をすることもある。
・高熱により熱性痙攣を起こす場合がある。
・たまに脳炎などの重篤な合併症を発症する。
・解熱した後、全身(腹・背中がメイン)に発疹が出る
・発疹は痒みを伴わない。痕も残らない。
・発疹が出ている最中は不機嫌なことが多い。
・予防ワクチンや特効薬はなく対処療法のみ
・解熱し発疹が出た後で突発疹だと診断される(熱だけの段階ではわからない)
・0歳~4歳までの間にほとんどの子が発症する
・基本的に他の子にはうつらない
・発症してから二週間は予防接種ができない(これは小児科で貰ったメモに書いてあった)

参考:

www.msdmanuals.com


突発疹のことは高校時代に読んだ内田春菊の「私たちは繁殖している」で知った。当時はあまり何も思っていなかったけど、妊娠出産育児に関する基礎知識があの漫画によってかなり培われていると感じる今日この頃である。(妊娠後に6巻くらいまで読み返した!)

 


以下、時系列に沿って記録する。

木曜日
娘は私の出発直前に起きた。もしかしたらこの時点で発熱していたのかもしれないのだが、夫の手によってミルクを飲んでいたので抱っこしないでそのまま出発した。ぱっと見た感じではいつもと変わりなく、元気そうだった。木曜日は夫は朝から海外との電話会議があるので、母に保育園まで送ってもらう手はずになっている。ところが、出社して席でパソコンを開いたところで母からLINEが入り、娘が発熱しているのでそのまま帰ってきたとのこと。38.1度。母には娘をかかりつけ小児科に連れて行ってもらうお願いをして、上司には午後休を願い出た。正午に会社を出て1時に帰宅。娘はリビングで寝ていた。熱は39.3度で思ったより高かったが、目が覚めている時は思ったよりは元気だった。小児科では、手足に発疹がないこと、鼻水・咳がほとんどないこと、アデノウィルス陰性のことから、おそらく突発疹でしょうとのこと。土曜日まで熱が下がらなかったら再診してくださいと言われた。CRPを確認して突発疹以外の怖い発熱ではないことを確認するらしい。薬はケフラール(成分名セファクロル・抗生物質)と、アンヒバ座薬(アセトアミノフェン)。抗生物質は念の為出すので症状が悪化しなければ二日で止めて良いですとの指示。それから熱は少し落ち着いたが、再び徐々に上がり39度前後になった。座薬を入れたかったが、その日はまだうんちをしていなかったので入れてもすぐに出したらどうしようと思って迷っていたのだが、離乳食を食べる前には熱は下がってたほうがいいかなと思ったので17時ごろ座薬をイン。熱は36度5分まで下がった。機嫌はよく、いつもよりは元気はないが、絵本を読んだり、おかあさんといっしょを見て過ごした。離乳食もよく食べた。ケフラールはベビーダノンに混ぜると問題なく食べてくれた。夜になっても熱はあまり上がらなかった。ただ、ものすごい敏感になっていて夜寝かしつけた後も隣にいる私がちょっと咳き込んだりしただけで、ビクッと起きてギャン泣きした。

金曜日
引き続き発熱中。機嫌よくおかあさんといっしょを見ていたが、昼過ぎあたりから熱がぐんぐん高くなってきた。最高40.7度。さすがに40度を越すと息も辛そうで寝ている間もぐったりしていた。解熱剤を入れると、けっこうすんなりと平熱近くまで下がり遊び始めるけど3時間くらいしか持たないので、再び熱っぽくなってきてからは首の後ろの硬さと意識状態に注意しながら様子を見る。敏感なのは続いていて、食器洗いのちょっとした音などでもビクッと起きて泣いていた。ミルクの飲みはそこそこ良く、離乳食もまあまあ食べた。夜から熱がまたどんどん上がり始めて39.3度に。前回の座薬から6時間も経ってなかったので入れれず、だけど苦しそうなので保冷剤を首の後ろに当ててみたり、わきの下に入れてみたりした。しかし嫌がって仕方がない。お医者さんの本にも「不快感を取り除くために冷やすことは有効だけど、冷やすことを嫌がるなら(=不快になってるから)意味がないからやらなくていい」と書いてあったので、ほどほどでやめる。0時過てからまだ座薬を入れる。結果的に5本もらった座薬はこの日で使い切ってしまった。金曜日の夜が一番辛そうだった。あと木曜日は結局うんちをしなかったのだが、金曜日は朝にコロコロうんちをしてから3回立て続けに出して、夕方にも2回した。夕方は下痢っぽかった。突発疹は下痢をすることもあるらしいので、やっぱり突発かなぁと思った。

土曜日
朝は38.2度。朝一で小児科へ。高い熱が続いているので、血液検査でCRPをチェックしたら1.4だった。突発疹などのウィルス性の病気だと0.5以上にはならないから、突発+風邪かなぁということで別の抗生物質(セフポドキシムプロキセチルDS)が出た。だけど個人的には風邪もウィルス性だし、肺炎や尿路感染を起こしているわけでもなさそうなのだけど、抗生物質はいるんだろうか……とちょっと思った。なお、CRPが8とかあったら即大きい病院に行ってもらうけど、これくらいなら心配ありませんよとのこと。座薬は使い切っちゃった旨を伝えると、今後の急な発熱にも備えて10個出して貰えた。結果的にこの後座薬は使わなかったので今うちの冷蔵庫に10本備蓄されている。おそらく日曜から解熱して、発疹が出てきますとのこと。解熱していれば保育園には行ってOKだと言われた。(突発疹は他の子にはうつらない)
先生にも言われたが、このセフポドキシムプロキセチルDSはまずいらしい。DS=ドライシロップで、顆粒だった。ベビーダノンに混ぜると、二口は食べたがめちゃくちゃ嫌な顔をして、それ以降は食べてくれなかった。夜の離乳食の時には「お薬飲めたね・抗生物質用(チョコ味)」を使ってみたが、これも断固拒否された。というか、チョコを食べたことが無い子にチョコ味ってどうなんだろう。それ以降、飲んではくれなかった。
土曜は終日38度前後だった。絵本を読んだり、おかあさんといっしょを見たりしてゆっくりすごした。予断だが、おかあさんといっしょの録画を見すぎて、私も夫もかなりの歌をソラで歌えるようになった。また夫はガラピコぷ~のタッチパッチさん回がお気に入りで神回と言いながら何度も見るので、あのりんごの歌も覚えてしまった。私はチョロミーが作ったムームーちゃまの絵描き歌がカオスすぎて大好きで何度も見てしまう。(いっけ~~いっけえええええ~~~いっけえええええええ~~~ってやつ。狂ってる)

日曜日
朝起きた時は37度。すこーし発疹があるかな?といった感じ。機嫌はそんなに悪くない。山は越えた感じだったので、一安心。病み上がりなので引き続きおうちでまったり過ごした。お昼までには熱もすっかり平熱に戻り、そこまで愚図るわけでもなく、いい子ちゃん。ミルクもよく飲み、離乳食も食べる。夫と入れ替わりで少し買いもの行ったりした。お風呂も入れた。

月曜日
お腹と背中に発疹は出てるものの、すっかり平熱だったので、保育園に預けて仕事に行った。帰りはいつもより30分早く上がってお迎えに行った。発疹は顔にも広がって、すごいグズったとのこと。抱っこしてもむすっとしてるし、不機嫌な感じ。ちょっとお疲れみたいで、月曜日は休ませればよかったと少し後悔。帰宅してからも、抱っこしていないとグズグズ泣くのでずっと抱っこ。手足が少し冷たい感じがした。いつもより一時間以上早くお風呂に入れる。発疹はお腹と背中と、顔の一部にけっこう出てた。そのまま寝かしつけるとコテンと寝たものの、やっぱり体温が低いのが気になり図ってみたらなんと35.4度。ネットで調べてみると、赤ちゃんは自律神経のコントロールが上手くないので高熱の後に低体温になってしまうことがたまにあるとのことだった。少し心配だったので、夜間救急相談に電話をかけて聞いてみると、パジャマを長袖長ズボンに着替えさせて、夏掛けの布団を二枚かけて、1時間後に体温を測って36度以下だったら夜間受診してください(要約)と言われた。や、夜間受診?と少し焦る。そんなに緊急度の高いことなのか?しかし、とりえあず帰宅した夫と一緒に寝てる娘氏を着替えさせて(もちろん起きて、もちろん泣いた)再び寝かしつけ布団を二枚かけた。一時間後図ると35.9度、その三十分後に36.4度だったのでとりあえず受診は朝でいいかなって感じだったんだけど、娘はその時点で汗だく。果たして本当にこの対応であってたのか若干腑に落ちなかった。再び着替えで、再びギャン泣き。本当にごめん……。

火曜日
低体温のこともあるし、まだ不機嫌だったのでお休みさせる。小児科に連れて行き、発疹を見て貰う。やっぱり突発疹でしたね、とのこと。低体温のことを聞くと、高熱後はたまに低体温になってしまうことはあるけど、両手両足の先が青白くなって明らかに血がめぐっていないほど冷えているとかじゃなければ、緊急性は高くないので大丈夫ということだった。安心した。また抗生物質一日しか飲んでいないことに対しては、熱が下がっているから問題ないとのことだった。手足(というか腕・ふくらはぎ)がいつもより冷えている状態は続いていたけど、熱を測ると36度はあったので、大丈夫そう。しかし不機嫌で、抱っこしてないと愚図る、抱っこしてても愚図る、一緒にいないと愚図るのでなかなか大変だった。抱っこしながらテレビを見てるとかでも、私の注意が娘にないと怒るのだ。離乳食の準備も一苦労だった。お風呂上りに体を良く見ていると、腹・背中以外に、両腕、両脚に発疹が出ていた。本には「発疹はお腹・背中だけです」と書いてあって、先生にもそう言われていたので、はて?と思う。病み上がりは免疫力が落ちているので、もしかして昨日保育園に行ったから手足口病まで拾ってきたのでは!?と不安に。寝かしつけしてからMSDマニュアルを見たり、突発疹で画像検索をしたりしていたら、腕脚にも広がってるケースを確認できたので、まあ大丈夫かなと思った。でもまとめサイト的な記事では、突発疹が手足に出たら手足口病かも!みたいなやつもあったから、なんか本当にもうやめて欲しいわ……。それはそうと夜寝る時には、腕と脚の冷えもかなり改善されていたかと思う。

水曜日
朝は36.6度、いつもの平熱。朝から笑顔もたくさん見せてくれて、不機嫌モードの終わりが見えてきた。保育園も元気で行った。お迎えに行った時はラックで寝ていたんだけど、まだ少し疲れやすいけど元気になってきました、とのことだった。体も手足も発疹はかなり消えていた。というわけで、無事突発疹は終わったのであった。

*

今回は抗生物質が2回処方されて、本当に飲ませていいものか少し悩んだ。ウィルス性の病気には抗生物質は効かないし、耐性菌のことも頭をよぎってしまう。もちろん必要な時には飲まなきゃいけないんだけど、明らかに細菌感染だとわかってからのほうが良いのでは?と感じた。でもここの小児科の先生は、いつもは風邪程度じゃ薬を出したりしないし(つまり何でもかんでも抗生物質を出しているわけではないし)、今回は熱も高いし、0歳だし、念の為ということで処方されたので、最終的には飲ませた。その後いろいろ見ていたら、こんな記事もあった。

医師の意見は真っ二つ 子どもに抗生物質処方するか 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット) https://dot.asahi.com/aera/2014102900105.html

次に抗生剤が出た時は、自分が納得できるまで質問してみようと思う。

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病気の時にめっちゃ頼りにしている本、二冊。

 

子どもの危険な病気のサインがわかる本 (健康ライブラリー)

子どもの危険な病気のサインがわかる本 (健康ライブラリー)

 

この本に書いてあった「病気の時でも食う・泣く・寝る・遊ぶができていれば大丈夫」という言葉が、自分の中での指針になっている。ホームケアについてもかなり書いてあって参考になる。 

 

 症状別に「こんな時は夜間でも受診」「こんな時はホームケアでOK」などわかりやすく載っているし、大体の病気が写真入りで解説されているので、とても便利。よく処方される薬リストも載ってる。