october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

産後四ヶ月半

今通っている産後ケアのクラス(赤ちゃんと一緒に参加)では、自己紹介の時に赤ちゃんの月齢ではなく、自分が産後何か月かを言ってくださいと言われる。というわけで、産後四ヶ月と半である。中の人、改め、娘はすくすくぷくぷくと順調に育っており、私は二ヶ月目からは完母になったにも関わらず体重が妊娠前+4キロから減らない。脂肪分が多い食事はおっぱいが詰まるからNGという説を、そんなものは眉唾であるとはね除け唐揚げもケーキもチョコレートも自由に食べ続けた結果、確かに今のところおっぱいは詰まっていないが体重も減らないのである。母乳マジックにはこんな落とし穴があったとは、してやられた気分だ。

パソコンを開き落ち着いて文章を打つ時間が減ってしまい、ブログを書くことができなかった。たまにパソコンを開く余裕があってもベルメゾンでベビー服を買うか、内祝いを購入するので精一杯。携帯で事足りるTwitterばかりしていてそれで満足してしまっているのもあるかもしれない。しかしあとで読み返すにはブログの方が圧倒的に良いから、たまには書きたい。と、思っていたらいつのまにか産後四か月半になっていたというわけだ。

赤子との生活について。あくまで私の場合は、だけど、当初思っていたよりは何とかやれている。産後すぐのころはずっと家に籠っていて何となく鬱々としていたが、今はできるだけやりたいことはするようにしていて、それが楽しい。幸いなことにお散歩すると娘が割と機嫌よく居てくれるので、エルゴで担いでせっせと電車に乗って出かけている。駅ビルにもスタバにも本屋にもコンビニにも行く。二人でショッピング、二人でランチ、二人でお散歩、できることを少しずつ増やして行くのは楽しいし、娘もきょろきょろと色んな世界を見て、知ってもらえたら嬉しい。

親か夫に娘を見てもらって、ちょっと一人で外出することもしている。授乳の合間に行くことがほとんどなので気分的には素潜りしてる感じだけど、ちょっと一人でお茶したり、服を買ったり、友だちとアフタヌーンティーに行ったりした。一度だけライブにも行けたし、三月には観劇も行く。外食が頻繁にできなくなったので、色んな友だちが遊びにきてくれるのも嬉しい。ピザを取ったり、ホットプレートで焼き肉をしたり、パンケーキパーティーや、チーズフォンデュもした。友だちに娘を抱っこしてもらう。色んな人に抱っこしてもらって、幸せだなぁと思う。

ただ、当たり前だけど、産前の自由が100だったら、今の自由は3くらい。美容院行くにも調整がいる。映画館には行けない。ディズニーにもあと数年は厳しいだろう。USJのハリポタは産前に一回行っておきたかった。海外旅行もしばらくは無理だ。何より、週末ごとにパソコン持ってファミレスに籠ってひたすら文章を書くことに没頭するという、人生で最も愛している趣味の時間は、今の所風前の灯である。でもその代わりにかけがえの無い娘という存在があるから大丈夫……とかは、今はまだ言うつもりは無い。娘はかけがえの無い存在であるのは間違いないし、赤ちゃんとの生活は新鮮でおもしろく楽しいことも多いので気に入っているけれど、それはそれ、これはこれ。機会を虎視眈々と狙いながら、今の私にできることと言えば、ひたすらフリック入力のスピードと精度を上げることである。文章が書きたい。とりあえず、こうしてブログを書いてみた。

妊娠中、うごうご動いていた保活は何とか実を結び、四月から仕事に復帰予定である。ますます時間は無くなるけど、通勤時間と昼休みは一人の時間が確保できるな……と、静かに思っている私であった。

 

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四ヶ月半経って、首が座りました。