october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

Pride and Prejudice

昨日の午前中は大嵐でものすごい雨だったけれど、昼からは突然べかべかと晴れて、夕方に散歩に出たら笑っちゃうほど風が強くて娘とキャーキャー言った。夏のダイナミックな天気の変わり方はけっこう好き。台風で飛ばされたのか、大きな青虫が歩道の真ん中に落ちていて、蟻が集い始めていた。4歳は青虫が死んでいることは理解していたが「なんで蟻が集まってきているの?」「あの青虫はもうちょうちょになれないの?」と不思議そうにしていた。道半ばで消える命の存在。青虫は苦手だけど、そういえば子供なんだよなぁと思った。スーパーの裏道の隅っこには大きな蛙がひっくり返っていて思わず叫んでしまった。蛙は大人。暑さのため公園では遊ぶのはやめてがらがらに空いているスーパーのフードコートで氷いちごを食べた。真っ赤なシロップ。300円のかき氷と、1000円のかき氷の差について考える。妊娠後期は夏でよくかき氷を食べたなぁ。ワクチン二回接種からひと月以上経った母は同じくワクチン済みの近所のお友達と、甘味処でかき氷やあんみつをよく食べている。ワクチン二回接種から10日経ったけど、私は一体いつになったら友達と甘いものを食べに行けるだろう。

 

 22年ぶりぐらい。英語版オーディブルで。

貴族であっても娘しかいない家は(娘は)結婚相手を見つけなければ、父の死後は家がよくわからん親戚の男に取られてしまうことだとか、結婚にしか女性の活路がないことだとか、ミスターコリンズの描写とか、何もかも本当に時代だね、時代……と思ってしまったが、それはそれとして軽快な会話や文章は懐かしく楽しく聞いた。その昔ツンデレという言葉を知った時に「ああ、つまりミスターダーシーってことね」と理解したことを、いまだに覚えている。