october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

テスカトリポカ/佐藤究

色々とままならない話を聞き、ままならなさに少し落ち込んでいる。

子と二人で東京タワーに行ったのはなかなか楽しかった。上から見下ろすと開発中のビルやエリアがたくさんあって、景気とはなんだろうと考えていた。

 

オーディブル

メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その才能を見出され、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国〈アステカ〉の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。

麻薬ビジネスとか裏社会ってこんなすごいの!?っていう素人丸出しの感想を抱いてしまった。アステカの神話が怖すぎて、テスカトリポカでググったら予測変換に"FGO"って出てきておいやめろ怖い!という気持ちになった。(いやもちろん、それはそれでこれはこれだが)FGO、第二部が平安京で止まってるのでやろうやろうと思っていたらもう年末だ。

基本的にずっと耳にイヤホンを突っ込んでいて、隙間時間になると再生と言う形で聞いているので、昼ごはんを食べている間にえぐいシーン(よりにもよって子供の)が始まり、ううう、となった。それにしてもおもしろかった。