october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

風鈴/松浦理英子

前回の発熱から数えて、娘は43日目で発熱。初日に38.5まで上がったけど大体は37度台で過ごし、アミノアセトフェンを飲むこともなく1日で解熱。いいぞ。冬に入ったけど重くなった感じもなくて少し安心した。

 

その一方で、ジムに通い始めた私は風邪を引いた。明け方に喉が痛くて目を覚まし、熱もないし心当たりもゼロだし今の東京の感染者数から言っても絶対違うけどそれでももしかしてコロナだったらどうしようと思いつつ朝を待ち、朝一で地元の耳鼻科に行く。先生はコロナのコの字も出さない代わりに、声が枯れていることで大変心配し、ファイバースコープで声帯と咽頭蓋の確認もされ、大量に抗生物質が出て、一回分のステロイドも出て「喉は悪化する時は急激なんです。少しでもおかしいと思ったらすぐに受診してください」と、怖いことを言われて、とぼとぼ帰宅した。結果としては薬を飲んだらすぐに治った。その後、五日間飲みきった抗生物質の副作用で盛大にお腹を壊し、その余波で色々と細微な不調が続いたが、最近ようやく回復した。健康第一ですな。

 

それにしても寒い。冬なのだから寒くて当然だし、あったかい冬というのも温暖化で不安になるから嫌なんだけど、それはそれとしてやっぱりこんな寒くなくてもって思ってしまう。今年はコートは買わないで、手持ちのダウンでやり過ごそうと思っていたけれど、アウトレットでセオリーのウールコートを買ってしまった。チョコレートカラー。かわいいの。

 

オーディブル

田舎町が舞台の、小学生の女の子と男の子と、ちょっと年上の都会からきた女の子の、少しすれ違いながら、胸がざりざりすることもありつつ、一夏の思い出として通り過ぎたあの頃の話。

かと思ったら、とんでもない所に着地したので、コロッケを揚げながら「そんなばかな」と呟いてしまった。でも、構成がいびつなわけじゃなくて、ちゃんと狙い通りだって最後まで行くとわかるの。タイトルの「風鈴」が、超絶トラウマになりそう。でも松浦理英子の話はもっと読んでみたいと思った。(好き嫌いは分かれそう)