october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

ぼぎわんが、来る/澤村伊智

ミニバラのグリーンアイスに続いて、ボレロも花が開き始めた。ただ、葉を虫に食われてしまったのがいけなかったのか、それとも蕾をピンチしなかったのがいけないのか、あるいはその両方なのかはわからないけど、花は小さくなってしまった。でもめちゃめちゃ良い香り。優柔不断でごめんね。去年は寒肥が不十分だった。今年は寒肥はあげたけど消毒を忘れて虫がついてしまい、ピンチもしなかったので蕾がつきすぎてしまった。来年は寒肥をしっかりあげて、消毒もちゃんとして、蕾はピンチする、とどこかに申し送りで書いておきたい、と思ったのでここに書いておく。来年の1月くらいに見てほしいけど大丈夫かな。

 

幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。正体不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのだろうか? 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん"の魔の手から、逃れることはできるのか……。怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだ空前絶後のノンストップ・ホラー!!

最終選考委員のみならず、予備選考委員もふくむすべての選考員が賞賛した第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作。

ホラーといえば、で読んでみた。映画は見ていない。前半はめちゃめちゃ怖かった。