october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

セックスと障害者/坂爪真吾

11月からサボっていた読書記録を兼ねて、毎日更新チャレンジ中です。(その宣言をしてから一日開いたのは熱のせい)

あまりにも片付けが苦手すぎて子の部屋も仕事部屋もにっちもさっちも行かなくなりそれがストレスだったので、お片付けコンサルタントサービスにお願いして片付けてもらった。自分一人でやっていると「捨てようかな、もういらないんだけど……でもまだ使えそうなんだよな」というものも、第三者の目があると「捨てます」あるいは「売ります」とかなり素早く判断できるのが、新鮮な驚きだった。それは私だけじゃなくて、夫も同じく。私が「これどうするの?」と聞いても10年以上「そこにおいといて」と言うだけだったジャンクパーツも、コンサルタントさんに「これはどうされますか?」と聞かれると「うーん、もう良いです」となるのが凄い。(もちろんコンサルタントさんは捨てることを強要はしない)「考えることすらめんどくさくて保留」としてしまっていた案件が、「お金も払ってしまっているし今決断しないとまた永遠にここにある、よし、決める!」と決断できる感じ。

何はともあれ部屋は本当にスッキリした。子がいない間の出来事だったけど、帰ってきた子はもうなくなったおもちゃが何かも特に思い出さず気にもせず部屋が綺麗で広くなったことに大喜びしていた。そんなもんだよねー。

私も子供の頃大好きだったおもちゃがいっぱいあったけど、小学校高学年の頃にはもちろんそんなものは何一つ残っていなかった。自分でも意識していない間に、親がかなり捨てたり譲ったりしててくれたんだろうな〜と思う。

部屋がキャパオーバーでどうにも片付かないことがほんっとうにストレスだったんだけど、自分の手に余ることは、誰かの手を借りることが手っ取り早いなと思ったのであった。

 

Kindle Unlimited

かなり昔に「セックスボランティア河合香織」を読んだ時から、なんとも言えない宙ぶらりんな気持ちを抱え続けていて、その回答をある程度もらえた本。射精介助の話から始まるので、男性の性の話がメインかなと思ったがもちろんそんなことはなく。一つ一つのエピソードから色んな光と陰影を淡々と丁寧に描いていくので読みやすく、私が知っている喜びや苦悩なんて、本当に世界の端っこの表面の一部でしか無いことを思い知る。何ともパワーのある一冊だった。