october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

幸福な食卓

朝から晩まで雨。子が起きるまでがマイタイム。副業の作業を進め、俳句を作り、選句をして、読書をした。子が起きてきて、ミニクロワッサンとコーンフレーク、バナナにヨーグルトをワンプレートに盛る。それだけでご馳走気分になるのでちょろかわいい。粘土をして、お絵描きをして、ひらがなドリルを少しだけして、YouTubeを見て、Nintendo Switchのカラオケ無料開放でHIKAKIN&SEIKINの歌を歌う。ここまでしても持て余す時間。約束通りクッキーを作る。生地を作る合間にイヤホンで over the sunを聴く。クッキーはさくさくに出来た。ただ、オーブンレンジが壊れていて、途中で扉を開いても自動オフにならないのが気になる。オーブン利用時ならまだしも、レンジの時だとヤバいのでは……?詳しいことはわからないけど、マイクロウェーブでうっかり手が爆発したらどうしよう、など考える。

 

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noteからはてなに移管した記事の手直しをしている。リンク切れを直したり、動画リンクを再度差し込んだり。Coccoの記事に本家YouTube貼りまくってしまった。ラブ。

 

Kindle unlimitedで。

最近お世話になっている人に瀬尾まいこをオススメしてもらい、unlimitedに入っていたので読んでみた。父さんと、直ちゃんと、母さんと、佐和子(私)と。不器用なところはあるけれど、バランスが危ういところもあるけれど、優しい家族のお話。「まっとうな家庭なんてものはない」「どんな家族だって、内側にはどこかいびつなところがある」というようなことを、over the sunでジェーン・スーが言っていたことを思い出しながら読んでいた。が。最終話「プレゼントの効能」で、想定していた世界観の斜め上をいく展開になり、めちゃめちゃびっくりしてしまった。寝る前に読んでいたのでちょっとショックで呆然としてしまって、うまく寝付けなかったりして。それは最近私がたとえ物語の上でも「子供の死」というものに対して大変脆弱だからかもしれない。ただ、そのまったくの予想のつかなさというか、不確実性というのが、人生で起こりうるありとあらゆる悲劇の本質なのかもしれない、ということも、そのショックから1日経った今はじんわりと思う。落ち込んだり、取り繕ったり、前向いたり、立ち止まったりしながらも、佐和子の日々が続いていくことも、確かに人生そのものだ。瀬尾まいこさんの小説は、オススメしてくれた方が言っていたとおり、ごはんがとても美味しそう。そして作中キャラの中では、小林ヨシコが特に大好きだ。