october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

星を継ぐもの/ジェイムズ・P・ホーガン

アーカイブもちゃんと取れたので、育児のTwitterを消した。見てくださっていた方ありがとうございました。他の二つのアカウントは、しばらくの間様子を見て考える。アカウントを消すことが目的なのではなくて、私がTwitterと距離感をうまく掴めたらそれで良いのだ。でも今読んでる本でも(様々な理由から)ソーシャルメディアのアカウントは消した方が心と体の健康に、そして生活と人間関係の維持にいいと書いてあり、まあ、それも理解はできる。

 

夜の寝かしつけで、よくしりとりをする。しりとりは言葉を探している間に、途中で程よくスヤ〜っと寝てくれるのが良い。最近、面白いのが「コロッケ」って言うと「それは食べるほう?おじさんのほう?」と聞かれること。

 

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by コロッケものまね (@korokke_official)

www.instagram.com

 

最近のブームはおじさんのコロッケである娘(5歳)。
しりとりでは食べる方でもおじさんでも同じですよ。

 

Kindleで再読。

最後に明らかになる真相のスケールの大きさにただただ感嘆のため息が出る。

食料と生命維持装置の酸素がつきるまでが彼らの寿命だった。行くべき場所もなく、立てるべき計画もなかった。しかし、彼らは諦めなかった。そもそも、諦めると言うことを彼らは知らなかったのだ。

 

誰かが何かに手を伸ばす瞬間に惹かれる。ただそれだけのことで、涙が出そうにすらなる。そして思い出すのは「急に具合が悪くなる」のこと。

tpb.hatenablog.com

 

誰の人生も、誰の物語も、あっというまに「もうここにはいないいつかの誰かの物語」になる。あるいは、物語られることもなく砂に埋もれて消えていく方が、圧倒的多数なんだろう。そう考えると気楽だけど、好きな人たちのことを想うと、やはり少し寂しい。もう二度と語られることのない物語の数を想うと、星空じゃ足りんな、とも思う。