october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

嫉妬/事件/アニーエルノー

ブログをサボっている間に子は保育園を卒業し、新一年生になった。保育園の仲良しちゃんと同じクラスになり喜んでいる。ただ、今が大好きな分、いつまでそういられるんだろうという少し不安な気持ちがなくもないのだが、そういうことは顔に出さずに、ただ楽しく毎日を過ごせるように見守りたい。

私はいじめられていたわけではないが、小4まで過ごした小学校はけっこう息苦しい想いをたくさんしたので、個人的な体験として日本の小学校にあまりいい印象がない。でも、あの頃からは時代も変わっているし、子が伸び伸びと過ごせたらいいなと思う。教科書が配られた袋に書いてあった文言には心底ゲンナリしたけれども。

 

子は私よりかなり明るくて朗らかで、気楽なところがあるっぽいので、今のところはとっても楽しそうでそれはよかったなと思う。

 

嫉妬

かなり好きだった。あー、なるほど、まだここが描かれていなかったか、というような気持ちになった。アニー・エルノーの文体、というか、書き方がかなり好きかもしれない。

 

事件

辛いというより、痛い。唇を噛み締めて血が滲むほど、悔しくもあるし、腹立たしい。特にここ数年の我が国の周回遅れのモーニングアフターピルOTC化や中絶薬の議論を見ながら思う。こんな不条理な目にあわせやがって、土下座して謝ってくれ、と、仕組みや構造側に対して思うし、それは決して他国の過去の話ではない。