october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

一旦、退社。〜50歳からの独立日記/堀井美香

さて、あれよあれよとゴールデンウィークである。去年は葉山に行ったけど、今年は旅行の予定もなし。まったり過ごそう……と思っていたら、けっこういつの間にか予定が詰まっていた。

 

29日 原稿、マリオ映画

30日 美容院

1日 仕事、学校、通院

2日 親戚のお通夜

3日 同じマンションのお友達とピクニック、夜句会(リアル)

4日 ペーパードライバー講習(最終回)、子の自転車を見に行く

5日 パーソナルジム体験、公園

6日 原稿、夜句会(zoom)(父子は会社のパパ・バーベーキュー会)

7日 昼句会(リアル)

 

母から「テレビで見たI'm donut?が美味しそうだから買ってきて!」と連絡を受けるが、テレビ放映されたのならまたしばらくは買いに行けないな……と思っているところ。同じ系統で私の推しであるFarm mart & Friendsのドーナツを買いに行こうかな。

と、考えたところで、ちょっと待ってゴールデンウィークだったら(その隣の)パン屋塩見がまたドーナッツ塩見やるんじゃない!?!?!?と調べたら、ドンピシャだった。

ギャーン!!!3日!!早起きして整理券を取りに行ったら、ピクニックの前に買って来れたりしないかな〜。一回食べてみたいよ、塩見さんのドーナッツ……!!!

 

発売日のあたりで新宿紀伊國屋でサイン本を入手した大好きな美香さんの新刊、とっても嬉しい。

50歳で”沖に出る”!
「堀井さんて、こう見えて体当たりタイプだよね」
「スーちゃんは、選択のブレない強さがあるよね」
ジェーン・スーさんとの特別対談も収録!

それは、ゆくりなく選んだことだった。
ある日、50歳というキリのいい数字を前にして、一旦、退社してみようかな、と思った。
会社員生活を手放す覚悟も、将来の構想もないままに、ふと、である。
だから意志あるところに道ができたのではない。
とりあえず違う道をすすんでみたら、意志があとからついてきた。
――「はじめに」より

働くことについて、美容について、ノースリーブについて、ヒールについて、車について、朗読について…さまざまなことについて書きつくした1年の記録!

大人気のポッドキャスト番組 over the sunを聴き始めたのは多分第9回がリアルタイム放送されたタイミングだったと思うので、自分で言うのもなんだが割と古参互助会員であると思う。当時、あっという間に9回分のバックナンバーを聞き尽くしてしまい(そりゃそうだ)、ぎえー足りないーと何度も繰り返し聞いたのは良い思い出。同じマンションのママ友に教えたら聴き始めてくれて、今はすっかりママ友でありながら互助会友だ。リアルタイムで感想を言い合う相手がいるのは楽しい。去年の秋にあったリアルイベントは絶対一緒に行こうね!とチケット申し込んだが落選。またチャレンジしたい。

ヒヤスンスを育てたし、脱毛もしたし、ブロウラミネーションもしたし、老人と海も読んだし、湯田ヨーグルトも食べるし、何より、私の笑いの総量がover the sun後に相当増えたので、本当に感謝しかない。

「どうしようもないドイヒー生活をとても丁寧な文章で描写する」という最高なお便り企画は、この本をきっかけで始まった。もちろん美香さんのそんな側面も大好きだけど、それ以外の章も、美香さんのゆったりとした綴り方が、じんわりと良いペースで心の染み入ってくる。それは美香さんの朗読を聞いているみたいな読書だ。みかさんの朗読でオーディブルにしてほしいと割と心から思っている。でもスーさんの朗読でも良いな!w

 

ep.124の最後に、美香さんがセルフ朗読した章が含まれているので、よかったら聞いてみてほしい。

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