october notes

俳句と小説と読書と記録と記憶

黄色い家/川上未映子

また少し空いてしまったな。Twitterをやめたり、金沢旅行に行ったり、夏休みが始まったり、ハンドメイドイベントで売り子の手伝いをしたり、キッズを連れてミッションインポシブル(吹き替え)を見に行ったりしていた。あとは毎朝40分くらいウォーキングしたり、パーソナルジムで筋トレしたりしているけど全然体重が落ちない。小説を書く時間が全然なくて、半ギレで有休取って書いたりしている。書くと楽しい。

 

Twitterをやめた当初は、あーでもこれで小説の告知とかそういうのもできないなーと思っていたけれど、今はそれはそれで何とかなるさと言う気持ちで、かなり心穏やかに毎日を過ごしている。Twitterに関するニュースはちらほら入ってくるけど、もう私と関係ないしね、って特にモヤることもない。どのみち私が好きだった頃のTwitterなんてかなり前からなくなっていたのだ。RTでちょいちょい回ってきていた「どのみち俺たちはツイッターから離れられないんだよ!」みたいな乱暴な物言いにも大変に辟易していたので、全部遮断しておしまい。せいせいした〜!もちろん、うまく付き合える人は全然それでいいんだと思う。今でもあの人やあの人やあの人のツイートや漫画が恋しいなと思うことはある。でもそれより、ゆっくり考えられる時間と、自分の感情の手綱を引けることが大事だったなと思う。

 

まだ俳句鑑賞のアカウントは残していて、ツイートも続けるつもりだったんだけど、Xになったりもうイーロンが意味わからないので(わかりたくもないけれど)、何か良い落とし所はないか、ウォーキングしながら考えているところ。

 

子とひいちゃんと一緒にいちょさめのおうちに遊びに行った金沢旅行は本当に楽しかった。これはこれで記事を書き途中なので、そのうちアップするかも。

九十年代後半の描写が懐かしくて、それだけで胸がキュッとなった。苦しい中にいるのに、優しいも楽しいも好きも嬉しいもいっぱい詰まっていて、それがボロッボロと指先からこぼれていって、自分が抱えていたそれらの好きしかなかった感情がどんどんと変容していくことにも気付けなくて伝わってもいなくて、そうした絶望と破綻の先の、それでも愛しいと言う気持ちと。全部いつかは終わってしまう。それでも確かにそこにあった黄色。面白かった。